医療保障のコツ
貯蓄と掛金のバランスが大切
医療保障は貯蓄の補完!?
ケガや病気の通院・入院に関しては、よほどのことがなければ貯蓄で備えることは可能です。しかし将来のために準備している貯蓄を大きく取り崩すことは、将来の計画をあきらめなければならないこともあります。そのためにも医療保障に加入します。
とは言っても自由度の高い貯蓄は最も使い勝手がいいことに違いはありません。掛金をできるだけ抑え、しっかり貯蓄していくことも大切です。
基本的な治療費負担は限定的
健康保険などの社会保障制度がしっかりしているので、基本的な治療費そのものの負担はそれほど大きくありません。高額療養費制度により、一般的な所得水準の方は月に8万円ちょっとの負担までで、抑えることができます。
また、会社勤めの方は、健康保険に傷病手当金という療養のための休業補償もあります。ただし、自営業の方などは、傷病手当金制度がないのでその分医療保障の備えを厚くしたほうがいいでしょう。
治療費以外の負担に注意!
例えば入院した場合や手術を受けた場合、健康保険の対象外の治療を受けることがあります。その場合は、3割負担でなく治療費の10割を負担します。また高額療養費制度の対象からも外れるので、負担が大きくなることがあります。
更に入院に関していろいろな雑費や差額ベッド代、家族の交通費や小さいお子さんがいる場合のベビーシッター代など、治療費以外の諸経費も大きくなります。稼ぎ手の入院で収入が減ってしまうこともありますが、専業主婦でも入院すると外食費などいろいろとお金も出ていってしまいます。
そのような負担を軽減するためにも医療保障に加入を検討することも重要です。