2022年度の取り組み

2022年度福祉・たすけあい助成金を受けた活動について

2022年度は、子育て支援活動・家事援助活動・福祉活動について32件、健康維持活動・ライフプランニング活動・防災減災活動について41件の活動に助成し、福祉・たすけあい助成金の助成総額は6,493,012円となりました。また、各活動への参加者数はパルシステムグループ全体でのべ6,234名となり、組合員活動の促進にお役立ちすることができました。

健康維持活動については、「がんに関する啓発アクション」として、講演会や学習会の開催、検診の啓発、罹患者を含む家族等を支える居場所づくり等、がん全般への理解と罹患者を地域で支える様々な取り組みをすすめています。

会員生協の組合員がたすけあい活動助成金の助成を受けて2022年度に実施した活動をご紹介します。

2022年度取り組まれた活動の一覧はこちら

パルシステム東京
がん患者家族のレスパイトケアと交流の場づくり

前半の講演ではご自身のがんの体験と、ご家族のがん闘病に寄り添った経験を話していただきました。がんという病気は命と直結し、本人だけでなく身近で大切な人にも影響を与えます。ひとりひとりの人生や価値観が違うなかで治療や暮らし方を選択していくことを具体的に話されました。講師からは、「ご自身の経験からがんの当事者の前では我慢したり、孤立しがちになります。自分自身の気持ちと向き合う時間の大切さを伝え、今回の企画に参加することで自分だけではないことを実感してほしい」と呼びかけがされました。後半は、オンライン上、会場でそれぞれ講師が参加して交流の時間を持ちました。ファシリテーターの進行で講演の感想や参加の動機を話し、講師が言葉を受取り気持ちに寄り添いました。

 

パルシステム神奈川
避難所運営ゲーム「HUG」を体験

スライドを交え、これまでの災害について講義を受けたあと、避難所運営ゲーム「HUG」を体験しました。机の上に避難所となる体育館や教室に見立てた平面図を広げ、「避難者カード」、「イベントカード」を用い、避難所の運営を任されたという設定でゲームは始まります。イベントカードには、避難所で次々に寄せられる連絡事項、質問や要望などが記してあり、刻々と変化する状況への対応が求められます。スタッフが読み上げる声のトーンやスピード感で、次々と避難者がやってくる緊迫感、さまざまな質問や要望が上がってくるあわただしい様子が演出され、ゲームとは思えない緊張感で、「避難者」を適切に配置していきました。参加者からは、「想定外のことばかりで、実際はより大変だろうと実感した」、「HUGで練習することで、いざという時、少しは落ち着いて対応できるのではないか」、「避難者を地域ごとにわけて配置しているグループがあり、コミュニティーの大切さについて考えさせられた」などの声が聞かれました。

 

パルシステム千葉
子育てフェスタ

コロナ禍以降、初めての実参加形式の大型企画となったため、楽しく参加いただけることを第一とし、感染対策を万全に講じて安心して参加いただけるよう運営しました。ステージではこんせんくんやチーバくんと親子ダンスを楽しんでいただいたほか、工作コーナーではパルママサポーター協力のもと、うちわやキーホルダー作りを体験していただきました。来場したお母さんにリラックスしていただく企画として、 “ワンポイントメイクレッスン”コーナーを設けました。また、メイクレッスンを受けている間は、隣の木育コーナーでお子さまの保育を実施し、日ごろの子育ての息抜きをしていただきました。参加者からは笑顔が見られ、親子で安心して楽しい時間を過ごしていただけたと感じています。当日は、参加型企画を随所に配置しながらも長時間の滞留とならないよう工夫をしました。感染対策として、会場を屋外と室内に分けるなどの配置工夫、参加型コーナーや出店での適度な空間の確保、企画ごとの消毒などを行いました。適度な参加数入場規制や混雑による混乱などなく終えることができました。

 

パルシステム埼玉
メンタルヘルス学習会

こころの健康講座「ストレスとセルフケア」を開催しました。女性は家族のメンテナンスにかかりきりで自分自身のメンテナンスをおろそかにしてしまう傾向にあり、60~70歳が女性の心身両面での危険な年代なので、60歳までは自分自身をメンテナンスしながら生きていきましょうとのお話に多くの参加者がうなずいていました。自分自身の好きなところ、嫌いなところも自分で受け入れ、他人と比べずに自分を褒めて人生を楽しみましょうと締めくくりました。

 

パルシステム茨城 栃木
シングルマザーになる前に知っておきたい大切な事

様々な理由で離婚を考えざるを得ない方たちのために、子育て中の方が離婚でリスクとなること、知っておいて事前に準備したほうがいいことなど、今後の人生設計を考えるための機会として開催しました。田中弁護士より、離婚の流れや種類を学習し、離婚時に使用する書類などを見せていただきました。また、事例をもとに養育費の計算をおこない、今後の人生設計を考えるうえで目安になりました。その後、LPAによるひとり親世帯に向けた支援制度などを紹介しました。全国共通の支援内容だけでなく、茨城県や水戸市のパンフレット等を事前に入手し、参加者に説明・配布しました。

 

パルシステム山梨
子育て支援・交流企画

2か月~1歳のお子さまとオンラインにて、ご自宅で親子で楽しめるベビーマッサージを体験していただきました。コロナ渦の影響で自治体などの子育てイベントが少なくなっている中での開催でしたので、問合せを含め多くの反響がありました。当日は、お子さまの体調不良等でキャンセルが多く出てしまいましたが、参加者からはたくさんの好評のお声をいただくことが出来ました。子育て連続講座については次年度も継続して実施していく予定です。

 

パルシステム群馬
認知症学習会

株式会社晃希(介護施設)の髙橋氏をお招きし、桐生市で初開催しました。認知症を予防するのではなく認知症になっても住みやすい社会をつくっていく。そのために認知症の方との寄り添い方を考えてほしい。介護施設に携わる講師が認知症の方への関わり方として、一人ひとり想いや考えが違うため、その方にあった対応をすることが一番大切だと学びました。

 

パルシステム福島
ママがブルーになっても大丈夫

イライラするにも種類があり、病気のイライラは治療が必要だが健常のイライラは対処があるということ。さらに健常のイライラにも種類があり解消できるイライラと解消できないイライラがあること。イライラの解消方法として大切なのは疲れを癒すこと。産後うつが精神疾患として認められてまだ日が浅いということにも驚きで、先生ご本人も産後うつを体験されてのお話だったので、とてもわかりやすくお話ししていただけました。

 

パルシステム静岡
やった!できた!たのしぃ~無限に広がるけん玉の世界

場所を選ばず、遊びながら楽しく続けられるけん玉で体力づくり企画を開催しました。けん玉はウォーキングと同程度の運動量があり、達成感、脳機能の活性化、認知症予防、人との交流など様々な効果もあると言われています。実際に、基本的な技からけん玉を使ったストレッチ、参加者全員でけん玉リレー、大人と子どもの対決など盛りだくさんの内容に汗びっしょりの子どもの姿もありました。けん玉は手に入りやすく、どこでも簡単に遊べるので、簡単に体力づくりができることを2時間の間で余すことなくお伝えいただきました。

 

パルシステム新潟ときめき
いざという時に慌てないための防災・減災講座

防災士の方に実際にお越しいただき学習会を開催する予定でしたが、開催直前に大雪にみまわれ交通障害が起きたため、急きょオンラインで講義をしていただきました。コロナ拡大のことばかり心配していて大雪のことは考えていませんでしたが、オンラインへの切り替えにもスムーズに対応していただき無事に終えることができました。大雪で大渋滞に巻き込まれたときにどうしたらいいかなどタイムリーな災害時の対処法なども聞くことができ参加者も興味深く聞き入っていました。お子さんがぐずってゆっくりお話しを聞けなかった方もいたので、今後は保育スタッフの人数を増やすなど対策を考えていきたいです。

 

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