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家族の健康レシピ

3月の家族の健康レシピ 【かぶ】
ストレスからのおなかの不調や、肌荒れをケア

消化酵素や、抗酸化ビタミンが含まれます。

年度末の3月は、仕事に追われたり新生活の準備をしたりと、ストレスを受けてしまいがち。この時季に旬を迎えるかぶは、そんな毎日にぜひ取り入れたい食材です。根の部分には消化酵素であるジアスターゼや、抗酸化作用のあるビタミンCが豊富。これらの栄養素には、ストレスからくる胃腸の不調や肌荒れを抑える効能があるとされています。ただし酵素は熱に弱いので、食べる際はサラダなど「生のまま」がポイントです。また、大根と違いかぶの多くは葉付きで出まわっていますが、この葉の部分にも栄養はたっぷり。β-カロテン(ビタミンA)や、ビタミンC、食物繊維が含まれるので、根も葉も余さずに食べてみてください。

「甘み」や「苦み」にも、からだをいたわる効能が。

薬膳の世界でも、かぶは消化促進や老廃物の排出などといった、胃腸に関わる効能があるとされています。そのほかに注目したいのが、「五味(ごみ)」という考え方。食べ物と薬の源(元)は一緒であるとする薬膳では、食材の味にも働きがあるとされています。「酸・苦・甘・辛・鹹(かん=しおからさ)」のうち、かぶの五味は「苦・甘・辛」。「甘」は疲れや痛みを緩和する、「苦」は老廃物を排出する、「辛」は発汗を促し邪気を払うなど、それぞれに効能があると考えられています。じつは五味が3つあるものは多くなく、薬膳においてかぶはめずらしい食材のひとつで、その分効能範囲も広いとされます。

【かぶの薬膳としての主な効能】
消食(しょうしょく)…胃などの未消化物質を取り除く、消化促進
開胃(かいい)…食欲を起こさせる
温胃(おんい)…胃を温め、胃の活動を円滑にする
解毒(げどく)…老廃物や病気につながる邪気を取り除く

【かぶの主な栄養素/栄養成分】※根と葉を含む
ビタミンA(β-カロテン)、ビタミンC…抗酸化ビタミン。粘膜や肌などを保護
ジアスターゼ…消化酵素。消化を促進する
辛み成分(グルコシノレートなど)…解毒作用、活性酸素を取り除く

やわらかな春のかぶ。皮付きのまま、マリネにして。

野菜は皮の付近に栄養が多く含まれるので、かぶも皮ごと使いましょう。とくに春のかぶは皮までやわらかく、生食にぴったりです。酢との相性がよいので薄めにスライスしてマリネにすれば、おなかをいたわるひと皿になります。とはいえ、かぶは温めたときのとろりとした食感や豊かな甘みもおいしいですよね。煮込んだ際は、栄養分が溶け出たスープまで楽しみましょう。かぶの葉は、塩ゆでして水けをしぼり、みじん切りにしたらごま油で炒め、仕上げにじゃことしょうゆを加えてふりかけにするのもおすすめ。香ばしく、ごはんが何杯も食べられますよ。

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  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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