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家族の健康レシピ
9月の家族の健康レシピ
アミノ酸スコアに注目!
鮭などの良質なたんぱく質で、つらい肩こりや腰痛を解消
肩こりや腰痛は、運動不足などによる血行不良が原因
暑さがやわらぎ、スポーツの秋到来! でも、張りきって運動する前に、からだの状態をチェックしてみましょう。肩こりや腰痛を感じている人は、気をつけないと急な運動でますます悪化してしまうことがあります。肩こりや腰痛は、運動不足のほか、過度な労働やストレス、またパソコンやスマホ操作のように一定時間無理な姿勢を続けることで起こります。筋肉がかたくこわばり血行不良になると、疲労物質の乳酸や老廃物が筋肉中にたまり、こりや痛みの原因になるのです。そこで、改善策として今回注目したいのが“アミノ酸スコア”です。
良質なたんぱく質で筋肉アップ。+ビタミンEとB1で万全に
“アミノ酸スコア”とは、ひとことで言うと「良質なたんぱく質」を表す指標のこと。数値が100に近いほど、体内では作り出すことのできない必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。アミノ酸は筋肉のもとなので、アミノ酸スコアの高い食品をとることで筋肉が増えて健やかな状態になります。さらに「ビタミンE」「ビタミンB1」も併せてとれば鬼に金棒。ビタミンEには末梢神経を広げ血行をよくするはたらきが、ビタミンB1には筋肉中に乳酸がたまるのを防ぎ、筋肉の疲れを和らげるはたらきがあります。いまある肩こりや腰痛を和らげ、この先こりや痛みの原因を作らないために、下の図を参考にして毎日の食事に取り入れてみましょう。
肩こりや腰痛に効果的な食材
<アミノ酸スコア100(良質なたんぱく質)>
あじ、かつお、鶏肉、豚肉、レバー、卵、牛乳、ヨーグルト
<ビタミンE>
たこ、かぼちゃ、ほうれん草、ナッツ、植物油
<ビタミンB1>
豚肉、そば、豆
鮭はすべてを含む万能選手。旬の秋こそもっと食卓に!
たんぱく質は調理法による損失がないので、3度の食事でしっかりとることを心がければOK。ビタミンEは脂溶性なので、油といっしょにとると吸収がよくなります。ビタミンB1は水に溶け出す性質があるので、ゆで汁を捨てるような調理法ではなく、焼くか炒めるか、煮汁ごと食べられるメニューがおすすめ。鮭は、食材を組み合わせなくてもすべてをバランスよく含むので、迷ったときはメインを鮭にするだけでも◎。
今月のおすすめレシピ
“アミノ酸スコア100”の食材がポイント。健やかな筋肉で、肩こり&腰痛を撃退♪
『「紅鮭切身」の丸ごと炊き込みごはん』など、おすすめのレシピはこちらでチェック!
- 栄養情報の監修
清水加奈子さん
フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う