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家族の健康レシピ
4月の家族の健康レシピ
新生活のストレスはビタミンCで解消しよう!
ビタミンCは、抗ストレスホルモンの合成・調整に不可欠
進学や就職、転勤など、環境が変わることが多い4月。新しい生活への期待以上に、不安や緊張感を抱えてしまう人も多いのでは。からだがストレスにさらされると、抗ストレスホルモンの「アドレナリン」と「ノルアドレナリン」が分泌されます。「アドレナリン」には、ネガティブな感情に対抗できるよう血糖値を上げるなど、からだを維持する働きがあります。「ノルアドレナリン」は脳で作用し、ストレスに対抗するための集中力、判断力、やる気などを高める働きがあります。この両者の合成に不可欠なのが、ビタミンCです。アドレナリンやほかのホルモンの調整役として活躍する神経伝達物質「コルチゾール」もビタミンCを消費するので、“ストレスにはビタミンC”と覚えましょう。
たっぷりとれるじゃがいもがおすすめ! 新じゃがいもも◎
ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれます。とくにじゃがいもは一食でたっぷりとれるのでおすすめ。この時季はみずみずしい新物も出まわりますが、ビタミンCの含有量は同じです。ほかにも、赤・黄ピーマン、ブロッコリーなどを献立に取り入れ、食後のデザートにいちごやキウイ、柑橘類を選べばバッチリです。
●ビタミンCを多く含む食材
- 【野菜】
じゃがいも(35mg)
赤ピーマン(170mg)
黄ピーマン(150mg)
ブロッコリー(120mg)
パセリ(120mg)
- 【果物】
いちご(62mg)
キウイフルーツ(69mg)
オレンジ(60mg)
グレープフルーツ(36mg)
レモン汁(50mg)
- ※カッコ内は100gあたりの含有量
- ※参考資料:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
ゆでる・蒸すはNG。焼く・炒めるでたっぷりと!
じゃがいも、ブロッコリーのビタミンCは、加熱に弱く水に溶けやすいので、ゆでる・蒸すはNG。電子レンジで加熱するか、焼く・炒めるがおすすめです。どうしてもじゃがいもを蒸す場合、丸ごと蒸せば断面からの流出を減らせます。赤・黄ピーマンは加熱に強く、炒めた場合の損失はほぼゼロですが、同じくゆでる・蒸すは向かないので避けて。
新じゃがのパセリバターソテー
- 監修
清水加奈子さん
フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う