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パルシステム共済生活協同組合連合会
保険代理業における組合員本位の業務運営方針
パルシステム共済生活協同組合連合会
2022年10月28日 改定
<基本的な考え方>
パルシステムでは、グループの理念である「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」の考え方に沿い、組合員とその家族が生涯心豊かなくらしをおくるためのサポートをしたいと考えています。
パルシステム共済連は「心豊かなくらしへの備え」として、保障商品の提供による「病気やケガになったときのための金銭的な備え」と、地域での学習会や誌面による情報提供による「病気やケガにならないための備え」に対して両面から取り組みを進めています。
保険商品の提供にあたっては、組合員に保障内容を正しく理解いただき、無理のない範囲で、必要十分な保障を備えていただくことが重要であると考えています。これを実現し、組合員に安心してご利用いただくために「保険代理業における組合員本位の業務運営方針」を作成し公表します。(※)
(※)本方針は定期的に見直し・公表していきます。なお、本方針における「組合員」とは、「組合員とそのご家族」を表しています。
1.組合員の最善の利益の追求
私たちは、「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」を理念に掲げています。この理念に基づき、組合員が最善の利益を得られるよう保険商品とサービスをご提供していきます。
【取り組み内容】
- 組合員が生活を継続していくための保障が大切であると考え、「生きるための保障=医療の保障」を案内の基本とし、パルシステム共済連(以下、当会)の「保障商品の考え方」に基づき医療保障を案内する際は、「公的保障」「基本保障」「上乗せ保障」「補完保障」の4つの考え方をベースに行います。
- 組合員の期待と信頼に応えられるよう、幅広い保険商品を当会にて選定した上で提供しています。
- 専門的な知識や商品知識を習得し、組合員の意向をしっかりと把握した上で適切なアドバイスやご提案ができるように努めています。
2.利益相反の適切な管理
私たちは、組合員の利益を害することがないよう、ご意向を優先した保険募集を行います。
【取り組み内容】
- 保険会社からの手数料の多寡が保険商品の提案や販売に影響を与えないよう、適切に管理する態勢を整備しています。
- 職員への教育研修を通じて、自らの利益ではなく組合員の利益を優先することを徹底しています。
- 組合員への架電に際しては、コンプライアンス部門にて定期的にモニタリング調査を実施し、不適切な募集がないか点検しています。
3.重要な情報の分かりやすい提供
私たちは、組合員が商品を理解しやすいように、保障(補償)内容、保険料、健康告知、注意事項など重要な情報をしっかりとお伝えします。
【取り組み内容】
- 当会の保険募集は基本的に非対面での募集となることから、組合員が保障商品を理解しやすいように、カタログやホームページ等募集関連資材の視認性を高めるなどの工夫に努めています。
- 組合員専用の商品や組合員であると割引が適用される商品は、その特長を募集関連資材にわかりやすく表記していきます。
- 保険契約の乗換手続きに際しては、「ご提案内容確認書」を用いて、組合員に乗換手続きまでの案内履歴と乗換に伴う注意事項をしっかりと理解していただいたうえで行っています。
4.組合員にふさわしいサービスの提供
私たちは、組合員の年齢や特性に合わせて、わかりやすく丁寧な説明を行います。また、保険商品の提供にとどまらず、講演会・学習会等を通じて「防災・予防等」につながる活動も行っていきます。
【取り組み内容】
- 多様化する組合員の生活形態も考慮し、24時間いつでも加入申し込みができるインターネット加入商品のラインナップの拡充を図っています。
- 組合員からの声(苦情、ご意見、感謝等)を収集のうえ、内部会議で共有し、業務改善などに活かしています。
- 組合員からの問い合わせを顧客管理システムにて一元管理し、次回以降の対応をどの募集人が担当しても応対できる態勢をとっています。
- 同種の保険商品を検討している組合員が比較しやすいよう、一部保険商品については比較見積もりシステムを利用して、保険会社毎による商品の違いをわかりやすく提供しています。
- 乳がんと早期検診の重要性について、ピンクリボン講演会や保障関連学習会を開催し、組合員に「備え」について啓発活動に取り組んでいます。
- パルシステム共済連通信を発行し、「健康・予防」「防災・減災」「事故防止」や保障に関する情報を定期的に組合員に提供しています。
5.職員に対する適切な動機付けの枠組み
私たちは、職員が理念及び本方針を正しく理解し行動できるよう、教育研修に取り組んでいきます。また、適正な業務運営ができる体制を構築します。
【取り組み内容】
- 組合員からの問い合わせに対し保障の専門家として的確におこたえできるよう、パルシステムグループ内での各種研修をはじめ、外部研修、OJTにより、職員のモチベーションとスキルを高めています。
- FP(ファイナンシャルプランナー)など、保険募集時に周辺知識として役立つ資格の取得を奨励しています。
- また職員のFP資格取得のための教材費用、受験費用を組織負担にするなど、資格取得に向けた環境を整備しています。
- 職員の評価においては、営業実績以外にも業務品質やコンプライアンスの取り組み項目を入れるなど、業績に偏った評価とならないようにしています。
- 専任の内部監査スタッフにより、保険事業部門に対して監査計画に基づいた監査を実施し、業務品質向上に努めています。
6.改廃
本方針の改廃は、理事会の決議により行います。
7.所管
本方針の所管は保険事業部門とします。
8.附則
本方針は、2022年10月28日から適用します。
ご参考:金融庁顧客本位の業務運営に関する原則とパルシステム共済生活協同組合連合会 方針の対応関係
金融庁が公表している金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則(以下、原則)」とパルシステム共済生活協同組合連合会の「保険代理業における組合員本位の業務運営方針」の対応結果は以下の通りです。
金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」 | パルシステム共済連 保険代理業における組合員本位の業務運営方針 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
基本的な考え方 | 1.組合員の最善の利益の追求 | 2.利益相反の適切な管理 | 3.重要な情報の分かりやすい提供 | 4.組合員にふさわしいサービスの提供 | 5.職員に対する適切な動機付けの枠組み | ||
原則2 | 顧客の最善の利益追求 | 〇 | 〇 | ||||
(注1) | 〇 | 〇 | |||||
原則3 | 利益相反の適切な管理 | 〇 | |||||
(注1) | 〇 | ||||||
原則4 | 手数料等の明確化 | 非該当 ※1 | |||||
原則5 | 重要な情報のわかりやすい提供 | 〇 | |||||
(注1) | 〇 | ||||||
(注2) | 非該当 ※2 | ||||||
(注3) | 〇 | ||||||
(注4) | 〇 | ||||||
(注5) | 〇 | ||||||
原則6 | 顧客にふさわしいサービスの提供 | 〇 | |||||
(注1) | 〇 | ||||||
(注2) | 非該当 ※2 | ||||||
(注3) | 非該当 ※3 | ||||||
(注4) | 〇 | ||||||
(注5) | 〇 | ||||||
原則7 | 従業員に対する適切な動機付けの枠組み等 | 〇 | |||||
(注1) | 〇 |
※右にスライドすると表の続きが見れます。
- ※「金融庁 顧客本位の業務運営に関する原則」については、金融庁HPをご覧ください。
https://www.fsa.go.jp/policy/kokyakuhoni/kokyakuhoni.html - 1:原則4については顧客から手数料を徴収していないため非該当となります。
- 2:原則5 注2 ・ 原則6 注2 については、複数の金融商品・サービスをパッケージとして販売・推奨していないため非該当となります。
- 3:原則6 注3 については、金融商品の組成に携わらないため、非該当となります。
組合員本位の業務運営方針における評価指標(KPI)
パルシステム共済生活協同組合連合会では、2020年2月に「保険代理業における組合員本位の業務運営方針」を作成し、その取り組みについて客観的に評価ができるように、以下の評価指標(KPI)を設定しています。
定期的に業務運営の状況について検証・見直しを行い、より一層ご満足いただけるように、組合員本位の業務運営の推進に取り組んでまいります。
- (1)生命保険新規契約者アンケート結果
- (2)コンプライアンス部門担当者によるモニタリング実施の結果
- (3)組合員からの声
- (4)作業ミスが原因による案件
- (5)啓発活動の報告
- (6)各種資格取得状況
【評価指標(KPI)の結果】
◇2023年度
(2023年4月1日~2024年3月31日)
◇2022年度
(2022年4月1日~2023年3月31日)
◇2021年度
(2021年4月1日~2022年3月31日)