2023年度の取り組み

2023年度福祉・たすけあい助成金を受けた活動について

2023年度は、福祉活動(子育て・障がい者・高齢者支援活動)について31件、たすけあい活動(健康維持活動・ライフプランニング活動・防災減災活動)について43件の活動に助成し、福祉・たすけあい助成金の助成総額は7,082千円となりました。また、各活動への参加者数はパルシステムグループ全体でのべ7,241名となり、組合員活動の促進にお役立ちすることができました。

健康維持活動については、「がんに関する啓発アクション」として、講演会や学習会の開催、検診の啓発、罹患者を含む家族等を支える居場所づくり等、がん全般への理解と罹患者を地域で支える様々な取り組みをすすめています。

会員生協の組合員がたすけあい活動助成金の助成を受けて2023年度に実施した活動をご紹介します。

2023年度取り組まれた活動の一覧はこちら

パルシステム東京
子ども食堂・高齢者サロンなどへの食材支援をきっかけとした地域連携

2023年度は地域団体との連携取り組みが広がりました。団体が運営するコミュニティカフェで企画を開催した際には、組合員のボランティア参加にもつながり、今後の組合員参画の広がりを検討するうえでの好材料となりました。
各団体への支援は3年間を上限としており、2024年度は30団体が継続対象となります。各センターの活動長を中心に、新たな地域団体とのつながりを広げていきます。また、食材支援のつながりをきっかけに地域団体と連携した取り組みや、組合員と団体をつなぐ機会をつくることで地域活動への組合員参画の広がりを目指します。

 

パルシステム神奈川
相続不動産の困ったに備える

今回の講演会では「相続不動産の登記の義務化と『いらない土地』を相続したときの手放す制度」について、幅広い年代の方が学びました。「相続の不動産の登記が、義務化され、3年以内に登記しないと最大10万円の過料が課せられる」、「相続したけれどいらない土地を手放す新制度」など、施工される新制度の改正に至る経緯や制度の詳細について、具体例を交え、わかりやすく解説いただきました。むずかしく思われがちな法律に関する内容も、講師のテンポよい関西弁とホワイトボード3台を使用したパワフルな解説で、参加者は楽しく引き込まれた様子でした。

 

パルシステム千葉
HUG(避難所運営ゲーム)を行い被災されたときの準備に備える

防災士より発災した後に避難所はどのように立ち上がるのか、これまで起きた震災を例にレクチャーがありました。参加者は地域の避難所を運営している自治会員となり小学校へ避難に訪れる住人を想定したカードを使い、トイレ、ペット、駐車場、体育館での過ごし方や運営方法を疑似体験しました。
今回は2月初旬の夕方に千葉県東方沖にM8の地震が発災、20時に避難所が開設、外気温は4℃という設定で行いました。船橋駅の近くで開催したこともあり外国人や高齢の方も避難所に集まる事も想定し様々な避難者、イベントに対応しました。
参加者は「実際に被災したときに何が出来るか事前に知ることが出来た」「避難所も大変なので普段からの準備が必要と感じた」などの声が上がりました。またご自身の自治体にてHUGを行いたいと考える方は防災士と繋がる事が出来たとお礼もいただいています。

 

パルシステム埼玉
HSPアーロン博士の映画上映会&講演会

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、繊細・敏感・感受性が豊かな人と言われています。前半は映画「センシティブ 語られなかった物語」を上映しました。HSPの提唱者であるアーロン博士の考えが良く解る内容になっていました。後半では、株式会社サステナミ―代表の皆川公美子様による講演会を行いました。ご自身もHSPということもあり、体験談も交えながらHSPの特性や強み、生き方についてお話してくださいました。質疑応答も活発に行われて、とても良い機会になりました。

 

パルシステム茨城 栃木
ひきこもり当事者及びその家族を支援するための学習会

講師より、ひきこもり支援読本など使用しながら、ひきこもりの定義および全国・茨城県内のひきこもりの方の状況・支援者や家族・周囲の方ができることについてご講演いただきました。
ひきこもりの3つの定義について解説していただき、「ひきこもり」は社会現象を示す用語、概念であり病気ではなく、社会的ひきこもりに加え、精神障害や発達障害が原因と考えられる人も存在する。学校でのいじめや、職場での人間関係以外でも、即婚者やなんとなく学校に行くたくない等の原因がわからないという例もあり、社会問題となっているということを学ぶことができました。

 

パルシステム山梨 長野
心も身体も楽になる 実践で学ぶ介護のいろは

①身体的負担を少なくする介護技術(コツ)、②精神的負担を少なくするために必要なこと、③悩みや思い、苦労していることの共有 の3つをメインテーマとして開催しました。当日は、介護の基本的知識から、身体の構造を理解し介護を受ける側の人の力を上手に引き出だす介護技術や、重心をずらすことで少ない力で介助する方法など、実践を含めた講座となりました。また、4グループに分かれて実施したグループワークも大変盛り上がりました。

 

パルシステム群馬
親子で学ぶ金銭教育

パン屋さん経営カードゲームを親子5組16人が体験しました。子どもたちは生産者としてパン屋さんを経営、保護者は消費者として参加をしました。利益を発生させて、パン屋さんの経営が成り立つためにはパンの値段はいくらにするのか、消費者により選ばれるためのパンのPRは子どもたち自身が考えて、消費者へアピールをして親子でカードゲームを楽しみました。出納帳の記入方法や経済用語は子どもたちに分かり易い言葉で経済と経営の仕組みを教えていただきました。

 

パルシステム福島
里山散策と自然体験 パルシステム森の楽校

講師の自然案内人である「いわきの森に親しむ会」の方々に案内してもらうことで、日ごろから自然に親しむヒントをもらい、子どもの健全な心身を育む企画となりました。
食べられる木の実や葉っぱでの遊び方、さまざまな植物について説明してもらい、大人も子供も興味津々の様子でした。森の案内人、いわきの森に親しむ会の方々のお話も楽しく、子どもたちもなついていました。お昼はポリ袋で炊くご飯を紹介し、各家族に一袋ずつ配布し、子どもたちからもおいしい!と好評でした。いわきセンターから近い場所にある「湯ノ岳」で、里山散策と自然体験活動(木工工作やネイチャーゲーム等)を行い、親子のリフレッシュ場となりました。

 

パルシステム静岡
やった!できた!たのしぃ~無限に広がるけん玉の世界

焼津市地域おこし協力隊であり、けん玉普及員として地域活性化を目指している鈴木銀次郎先生を講師に迎えて開催しました。銀次郎先生への依頼は3年目となり、毎年好評となっています。参加者する子どもの年齢や保護者の雰囲気から、毎回内容を変えている銀次郎先生。今回は子どもの年齢層が低かったので、体を使ったゲーム感覚でできる内容になっていました。後半は2人で、4人で、10人で、みんなでと、大人も子どもも一緒にできるゲームで一体感を持つことができ、大いに盛り上がりました。

 

パルシステム新潟ときめき
子どもの健やかな成長と乳がん・子宮頸がんに関する知識向上のための講座

午前は、乳がん・子宮頸がんの早期発見についてをテーマとし日頃後回しになりがちなママ自身の健康について学ぶ講座となりました。午後は、ママが一番気になる子どもの生活習慣についての内容で、先生の話に熱心に耳を傾け、質問タイムでは日頃の疑問を先生に尋ね、楽しく学ぶ講座となりました。
天気も良く、久しぶりに大勢の方と集まる機会でいろいろな方とお話もでき、みなさん喜んで帰って行かれました。

 

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