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2018年度の取り組み
2018年度たすけあい活動助成金を受けた活動について
2018年度は、子育て支援活動・家事援助活動・福祉活動について32件、健康維持活動・ライフプランニング活動について37件の活動に助成し、たすけあい活動助成金の助成総額は9,610,946円となりました。また、各活動への参加者数はパルシステムグループ全体でのべ8,566名となり、組合員活動の促進にお役立ちすることができました。
健康維持活動については、パルシステム全体の統一テーマとして「ピンクリボン運動」を取り上げて、6年目になりました。群馬県高崎市で開催した乳がん特別講演会(2018年11月24日(金)開催)のほかに、会員生協でも学習会等を行い、乳がん検診の受診を呼びかけました。
会員生協の組合員がたすけあい活動助成金の助成を受けて2018年度に実施した活動をご紹介します。
パルシステム東京
自立支援のための取り組み
認定NPO法人自立支援サポートセンター・もやい(経済的に厳しく、孤立している方々の暮らしの基盤づくりを支援している団体)と協同し、何らかの理由によりひきこもりがちになってしまった方が、パルシステム東京が所有する「いなぎめぐみの里山」で定期的に一緒に作業をすることで、人間関係を再構築していくことを促し、社会性を高めることで自立していくための支援を行いました。毎月1回、農作業や里山の整備、里山で実施される焼き芋企画のお手伝いなど、様々な作業に協力して取り組むことで、参加者同士が「仲間」意識をもち、緩やかなコミュニケーションがとれるようになりました。参加者から「作業をするのが楽しい」という声が挙がるなど、前向きに作業に取り組むことで、社会復帰に繋がることを期待し、今後も見守りながら支援を継続していきます。
パルシステム神奈川ゆめコープ
仲間づくりのための子育て企画
家にこもりがちになってしまう親子を対象に、同世代の子どもを育てる親同士の交流や情報交換の機会をつくり、親子で楽しい時間を過ごしてもらうことを目的として、子育て応援イベントを開催しました。絵本の読み聞かせ、輪投げ、“食育ぱっくん隊”による食育講座など、子どもも親も楽しめる遊びや講座を用意し、参加者には親子、子ども同士、親同士の交流を深めてもらうことができました。参加者の満足度も高く、組合員活動の中枢を担うエリアメンバーも次回開催に向けて士気が上がりました。次年度は地域で活動している団体にも協力を依頼し、近年関心が高まっている“防災”に関する学習も実施していく予定です。
パルシステム千葉
子育てフェスタ
地域における子育て支援を目的としたイベント「子育てフェスタ」を開催し、約1,200名の組合員・地域住民が参加しました。親子で一緒の時間を共有してもらい、子どもは楽しく遊んで学び、親にとっては子育ての息抜きや頑張っている自身への励ましとなるような企画を複数実施しました。おさがり交換会では、「パルママサポーター」や「商品伝えるサポーター」(どちらも組合員)に出展のお手伝いをしていただくなど、組合員にも運営に積極的に参加してもらい、組合員と一緒に作り上げた大きなイベントとなりました。また、地域における生協の役割を多くの方に示すことができる企画となったことから、次年度も開催を検討します。
パルシステム埼玉
子育て中の親子のための防災講座
阪神・淡路大震災の被災体験とアウトドアの知識を生かした防災ガイドとして全国で講演活動を展開されているあんどうりすさんによる防災講座を開催し、大人と子ども合わせて46名が参加しました。日本と海外の避難所の違いや災害時に考えられる女性と子どもに起こる問題、災害時に倒壊などの危険性がある場所、スマートフォンに登録すると便利なアプリ、日頃から持ち歩けるアイテムの説明までぎっしりと詰め込まれた内容で、参加者からは、「今すぐ役に立つ知識が参考になった」、「今日からバッグの中身をフルチェンジすると思います!」、「ママ友にも広めようと思う」など満足の声が挙がりました。
パルシステム茨城 栃木
乳がんの知識の普及(予防も含む)・啓発及びがん罹患者のQOL向上のための活動
茨城県内で開催されるピンクリボン運動に関連したイベントへの協力や、組合員を対象とした講演会の実施を通して、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の受診を呼びかけました。「ピンクリボンウォークin千波湖」は、地元企業や水戸中央病院健診センターと協力し、乳がんから一人でも多くの方を守ることを目的として開催し、約600名の方に参加をしていただきました。ピンクリボン講演会「乳がんの基礎知識とがん体験者へのサポートについて」では、乳がん看護認定看護師より乳がんの基礎的なお話から、罹患された方が生活する上で直面する困りごとなどもお話いただきました。
パルシステム山梨
子育て世代の心のケア「自分の気持ちと向き合う時間」
パルシステム山梨の“地域社会活動”登録団体「Let’s」から講師を招き、普段忙しく家事や子育てに追われている組合員を対象に、自分自身と向き合って日常をリセットするきっかけをつくり、同じ悩みを共有する講座を開催しました。参加者による交流会では、「ママの心を軽くする伝え方のヒント」をテーマに、配偶者や子どもに頼みごとをする時の話し方をロールプレイング形式で学びました。また、「タッピングタッチ」という総合的なケア方法を実践しました。シンプルでありながら心身ともに健康であろうとする内なる力に働きかけるもので、不安、緊張、痛み、ストレス反応などを和らげ、よりよいコミュニケーションと関係性の改善にも効果的だと言われており、参加者はリラックしながらゆるやかな時間を過ごすことができました。
パルシステム群馬
子どもの健やかな成長の為の学習会「睡眠のふしぎ」
夏休みに入ると生活リズムが崩れがちになるため、夏休み前に家族で睡眠の大切さを学ぶ機会として、特定非営利活動法人日本成人病予防協会の講師による学習会「睡眠のふしぎ」を開催し、69名が参加しました。「どうすれば早く眠れるようになるのか」などを親子で考え、「ゲームする時間を決めたらいいと思う」、「ゲームをしなかった日にポイントをつけて、ポイントが貯まればおやつやおもちゃを買ってもらえるといい」といった様々な案を子どもたちが発表しました。身近なテーマについて大人だけでなく子どもたちも一緒に学ぶことはとても大切だと改めて感じたので、今後もこのような親子(家族)で学べるテーマを取り上げていきます。
パルシステム福島
健康維持交流サロン「みんなのいばしょ」
いわきセンター併設の組合員活動施設「みんなの交流館」において、「食に関するテーマ」、「体を動かすテーマ」、「健康知識に関するテーマ」のいずれかのテーマに沿った講座を9回開催し、延べ195名が参加しました。2018年度は、生活習慣病予防や子どもの肥満防止、更年期、太極拳、ポスチュアウォーキングなどを医師や薬剤師、インストラクターなどから学びました。組合員や地域住民の交流の場としても喜ばれており、地域の「居場所」としての役割も発揮していますので、次年度以降も継続して実施していきます。
パルシステム静岡
女性の健康を守るためのメノポーズ講演会
NPO法人女性の健康とメノポーズ協会から講師をお迎えし、更年期を健やかに過ごすための学習会を開催しました。「更年期とは」、「更年期症状の原因」、「ミドルエイジからの元気に過ごす10箇条」などを中心にお話をしていただいたことで、更年期が女性の誰もが迎える心身の転換期であることを改めて知る機会となりました。自分の症状と向き合い、医師と相談し、自分に合った治療を決めていくことの大切さを学びました。グループワークの時間にはお互いの悩みに共感したり、情報交換をすることで、『自分ひとりではない』と感じた方も多かったようです。参加者からは「更年期と上手につき合っていきたい」などの前向きな声が挙がりました。
新潟ときめき
子育てママさんたちへの応援企画
「妊婦さんママさん大集合!~目からウロコの情報満載!~」と題してイベントを開催しました。喜ぶ時も、辛く泣きたい時も、そのままで大丈夫。ひとりじゃない、ママが笑えるように“私たちがソバにいる”をモットーに、地域で手をつないでママの笑顔を応援する企画にしました。当日は88組が参加し、「マネー教室」、「個性心理学」、小児科医の先生による「かかりつけ医との付き合い方」に関する講演会などを実施し、定員を超える反響があった他、ベビー服のフリーマーケットやランチタイムなどをゆっくりと楽しんでいただくことができました。また、「妊婦体験・胎児人形観察コーナー」では妊婦ジャケットを参加されたパパに体験してもらったり、胎児人形の成長過程を観察したりとプレママ&プレパパの笑顔が溢れるイベントとなりました。