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2017年度の取り組み
2017年度たすけあい活動助成金を受けた活動について
2017年度は、子育て支援活動・家事援助活動・福祉活動・ライフプランニング活動について31件、健康維持活動について33件の活動に助成し、たすけあい活動助成金の助成総額は9,606,497円となりました。また、各活動への参加者数はパルシステムグループ全体でのべ7,541名となり、組合員活動の促進にお役立ちすることができました。
健康維持活動については、パルシステム全体の統一テーマとして「ピンクリボン運動」を取り上げて、6年目になりました。全体で取り組んだ乳がん特別講演会(2017年11月17日(金)開催、講師:山田邦子さん ほか)のほかに、会員生協でも乳がん検診の受診・早期発見の啓発に取り組みました。
会員生協の組合員がたすけあい活動助成金の助成を受けて2017年度に実施した活動をご紹介します。
2017年度取り組まれた活動の一覧はこちら
パルシステム東京
地域の担い手づくり・居場所づくりのための取り組み
地域の人材を発掘し、子育てや高齢者福祉など様々な分野における地域の「たすけあい」を広げていくために学びの場(講座)をつくりました。作って食べて交流するランチワークを盛り込んだ「ちいきではじめる居場所づくりワークショップ(2回連続講座)」では、2016年度のワークショップに参加した組合員が“先輩”として参加し、居場所を運営する上での工夫や苦労を報告しました。参加した組合員同士が知り合い、仲間になることで地域における活動がますます広がっています。
パルシステム神奈川ゆめコープ
くらし見直しのための講演会
「生活をスリムに」という考えから物を捨てることがブームになりましたが、環境に負荷をかけています。環境に負荷をかけずに、生活の中のムダを減らす方法や考え方を学ぶ講演会を開催しました。講演では、ゴミ大量排出国である日本と世界の比較や環境への負荷、社会的視野からエコを考えてものを循環させる考え方、ものに新しい価値をもたせ再生する「アップサイクル」について紹介がありました。参加者からは「現在の生活の中で、すぐに役立てられる考え方が分かった」など、満足の声が多数ありました。
パルシステム千葉
子育てフェスタ2017
地域における子育て支援を目的としたイベント「子育てフェスタ2017」を開催し、約1,200名の組合員・地域住民が参加しました。親子で一緒の時間を共有してもらい、子どもは楽しく遊んで学び、親にとっては子育ての息抜きや頑張っている自身への励ましとなるような企画を複数実施しました。事前準備および当日の運営支援は、「パルママサポーター」、「商品伝えるサポーター」を始めとした多くの組合員に参加していただきました。「組合員自ら作りあげるイベント」として組合員の参加・参画を促すことができました。また、地域における生協の役割を多くの方に示すことができる企画となったことから、今後も継続して実施していきたいと思います。
パルシステム埼玉
ピンクリボン企画「きれいを生きる力に!」メイクアップ講座
美容ジャーナリストでNPO法人キャンサーリボンズ理事の山崎多賀子さんを講師に迎え、乳がん検診の受診率向上を呼び掛け、メイクアップによって女性が前向きに生きていくための方法を学ぶ講座を開催しました。前半は、山崎さんが乳がん闘病中にメイクアップすることで気持ちが明るくなった経験を伺い、後半はメイクに関する一人ひとりの悩みに対して山崎さんにアドバイスをしていただきました。3年連続で開催していますが、毎回参加してくださる組合員もいるので、継続して開催していきたいと思います。
パルシステム茨城
福祉講演会 障がい者・自閉症者理解のための映画&講演
地域に暮らす障がいを持つ方々への理解を深め、地域の方と一緒に考えるため、NPO法人茨城居場所研究会と連携し、自閉症症候群の子どもを題材とした映画の上映とトークイベントを開催しました。アスペルガー症候群の主人公を題材とした映画「シンプルシモン」を上映し、トークイベントでは元こども発達相談センター長の大沢靖司氏と特別支援学校コーディネーターの木村重文氏に映画の感想をもとに、障がいを抱えながら生活している子ども達やその家族の皆さんの様子などについてお話をしていただきました。参加者からも積極的に意見や質問が出され、会場にいる全員が考え、理解を深める機会となりました。
パルシステム山梨
子どものアレルギーについて学ぶ連続講座
子どものアレルギーについて学ぶ学習会やイベントを3回実施しました。富士吉田市と協力して実施した「アレルギー講演会“もしかしてアレルギー?だからちゃんと考えよう!食とくらし”」には47名の組合員が参加し、NPO法人アトピっ子地球の子ネットワーク事務局長の赤城智美氏の講演に真剣に耳を傾けました。講演では、アレルギーが起こる基本的なしくみや食べ物の選び方、食べ方についてお話があり、組合員からは、「今の子供たちが食べ物のことをよく知らずに成長していることを知り驚きました。子を育てる親として楽しみながら食に興味を持ってもらえるように工夫したいです。」などの声があり、組合員自身と家族のアレルギーや食生活を考えるきっかけづくりができました。
パルシステム群馬
認知症についての学習会「知っておきたい認知症」
正しい知識を得て、認知症を理解するための学習会を開催し、52名の組合員や地域住民の方が参加しました。医療関係者より、“物忘れ”の加齢によるものと認知症によるものとの違いや、認知症の種類とその特徴について実際の症例を交えてお話していただきました。参加者からは、「『相手の状況、気持ちを想像してみる。それがケアの基本です。』このことを心に刻み、認知症の方を含め相対する人に接していきたいと思いました。」、「認知症がもっと特別でなく、偏見なく理解されるといいなぁと思いました。」という声が上がるなど、地域における認知症への理解が深まる学習会となりました。
パルシステム福島
健康維持交流サロン「みんなのいばしょ」
いわきセンター併設の組合員活動施設「みんなの交流館」において、“健康維持”をメインテーマに3つの柱「知識・食の健康・生きがい」を組み込んだ講座を1年間で11回開催し、延べ272名が参加しました。毎回、1つのテーマについて予防・改善のための知識や食事・運動法などを医師や薬剤師、インストラクターなどから学びました。組合員や地域住民の交流の場としても喜ばれており、地域の「居場所」としての役割も発揮していますので、次年度以降も継続して実施していきます。
パルシステム静岡
乳がんをもっと知ろう!~ピンクリボン運動講演会~を開催
乳腺専門医を講師に乳がんについての基礎知識、日々進歩していく医療現場の情報などを学ぶ講演会を開催しました。マンモグラフィ検診と超音波検診それぞれのメリット・デメリットなど検診前に知っておきたい基礎知識や、万が一乳がんと診断されたときにするべきこと、治療の選択肢や、必要となる医療費などを、実際の症例を交えてお話していただきました。参加した組合員からは、「とても和やかな雰囲気の中、分かりやすく知りたかった情報が得られて良かった」、「多くの女性聞いてほしい」、「不安になる講演会ではなく、安心できる講演会で良かったです」などの感想が寄せられ、多くの方に満足いただけました。