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ピンクリボン運動
2014年講演会報告
麻木久仁子さんほか特別講演会を開催しました。
乳がんになってもくらしやすい社会を
パルシステム共済連は11月10日(月)、埼玉県・さいたま市のラフレさいたまにて特別講演会「今を生きることとは」を開催しました。麻木久仁子さん(タレント)・山内英子先生(医師)・小松武幸さん(放送作家)が、それぞれの体験などを紹介しました。
パルシステムグループではピンクリボン運動をすすめています。
パルシステムグループでは、健康づくりや疾病予防、早期発見を「健康維持活動」と位置づけ、全体で取り組みを支援しており、会員生協とともにピンクリボン運動(※)を進めています。
その一環として、昨年の山田邦子さん・土井卓子先生の講演会に引き続き11月10日(月)、埼玉県・さいたま市のラフレさいたまにて、乳がんについての特別講演会「今を生きることとは」(主催:たすけあい活動委員会)を開催し、250名の組合員・役職員が参加しました。
冒頭、パルシステム埼玉の田原けい子理事長があいさつし、浅野まり理事の司会進行にて開会しました。
リスクに応じた乳がん検診受診とがんになっても暮らしやすい社会を
まず、聖路加国際病院ブレストセンター長の山内英子先生より、乳がんにおける日本と欧米の違い、乳がんの危険因子、乳がんのタイプと治療、コミュニケーションの大切さについて講演がありました。
山内先生は「治療は医師任せにせず、医療者と患者が情報を共有して一緒に決定すべきです。患者一人ひとりの物語を大切にし、一緒に治療を進めていくことで、後悔しない治療選択が可能になります。また治療後において、乳がんになってもくらしやすい社会をつくることも大切です」と提起しました。
次に、小松武幸さんが、奥さんとの闘病の様子をDVDにて放映し、司会とディスカッションを行いました。小松さんは「家族は患者が自分らしい生活を送るためのサポーターであるべきで、本人がしたいことをいつでも実行できる環境を整えてあげることが役割です。患者はどうしても体調や気分がすぐれないことがあるので、気長に待ってあげてください」とコメントしました。
タレントの麻木久仁子さんは、検診の大切さについて話しました。暗くなりがちな自身の体験談についてユーモアを交えて紹介し、会場は大きな笑いに包まれました。
講演後、講師と司会によるディスカッションが行われました。テーマは、検診受診の考え方、情報の取捨選択、保険や就労、患者やその家族へのサポートについてなど、多岐にわたりました。
山内先生は「検診による早期発見は大切です。ただ、乳がんにはさまざまなタイプがあり、人それぞれ。特に20歳代・30歳代では確率が低く、検診にもメリット・デメリットがあるため、リスクに応じて検診を受診することが大切です」と述べ、最後に会場からの大きな拍手で締めくくられました。
- ※ピンクリボン運動=乳がんの正しい知識を広め、検診の早期受診推進などを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーン。
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