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パルシステムの健康・おうえんナビ
6月のびぃあらいぶぷらす
今月のポイント!
- 貯めるための目標を3つ決めて、モチベーションをキープ
- 家計簿を眺めて感じたことが家計管理にはとても大切
- 自分に合った家計簿を選んで、目標達成を
計画的な貯蓄には、お金を可視化する「家計簿」がおすすめ
見えない不安が多いときですが、家計については可視化するだけでも気持ちが変わります。「家計簿」で可視化すれば、貯蓄や節約をする早道にも。貯蓄が上手にできているご家庭は、継続して家計簿をつけられているケースがほとんどです。
継続して家計簿をつけるコツは目標を持つこと。モチベーション維持のためにも、まずは貯蓄や節約の目標を決めましょう。目標は「何のために」「いつまでに」「どのくらい」貯めるのか、の3つ。目標値は「子どもの教育費」「車の買い替え」「家族旅行」など強い動機となるものがよいでしょう。
また、家計簿から何を知りたいかを考えてみましょう。たとえば、収支や総資産の把握でよいのか、費目の内訳まで知りたいのかによって、家計簿のスタイルが異なります。知りたい数字がすぐにわかるシンプルで手間のかからない家計簿が理想的です。
家計簿が、なぜ貯蓄や節約につながるのか
貯蓄の鉄則は家計を「収入>支出」の状態にすることです。家計簿をつけることで、この鉄則が実現できているかがわかります。家計簿をつけている人にとっては当然のことでも、月にどのくらいの生活費を使っているのか把握していない家庭は多いです。
また、家計簿をつけると、単なる収支だけではなく、いろいろなことが見えてきます。
- 満足度の高いお金の使い方ができているか[達成度]
- もったいないと感じる支出はどのくらいあったのか[発見]
- 同じ商品であれば、より支出を抑える方法はないのか[対策]
- 来月は、この費目は減らそう[改善]
このように、家計簿を眺めて感じるさまざまな思考が、今後の家計管理にとても生きてくるのです。
「意識が変わると行動が変わる」。だから貯まる家計になる!
目標を設定して支出をみつめることで、わが家のなりたい姿も見えてきます。
結果、意識が変わって行動が変わり、行動が変わることで貯蓄ができるようになっていきます。ですから、家計簿は少なくとも半年~1年間はつけ続けることをおすすめします。続けるためには面倒にならないように極力手間をかけないこと。いまは面倒な入力作業をしなくてもレシートを撮影するだけで家計簿に自動的に反映されるような、便利な家計簿アプリもあります。自分に合った方法を選んでください。
目標達成を楽しみに、お家時間も生かして、ぜひ家計簿をつけてみましょう。
【筆者略歴】
筆者/井上 美鈴さん
ライフシンフォニア代表 AFP(日本FP協会認定)
3年間の専業主婦を経て離婚。主婦時代にさまざまなお金の問題に直面し、お金の重要さと知識の必要さを実感したことで、ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を取得。
現在はFPとして個別相談の対応や講演、セミナーなどを実施するとともに、自身の経験をもとにシングルマザーの支援も行っている。