- ホーム >
- パルシステムの健康・おうえんナビ >
- 9月の家族の健康レシピ
パルシステムの健康・おうえんナビ
家族の健康レシピ
糖質をバランスよく含み、大腸まで届く発酵性食物繊維も。
バナナは、果物のなかでもとくに「持続的なエネルギー源」として重宝されています。果糖やショ糖、ブドウ糖といったさまざまな糖質がバランスよく含まれていて、これらが体内で段階的に消化、吸収されることで、エネルギーが持続すると考えられているからです。マラソンやテニスの選手がバナナを好んで食べるのにもこうした理由があります。
また、リラックス作用や夜の睡眠改善に関わる必須アミノ酸の一種「トリプトファン」が含まれるほか、汗とともに失われやすいビタミンやミネラル、大腸まで届き腸内環境を整える発酵性食物繊維も豊富です。お腹の状態は免疫機能と深く関わるため、季節の変わり目にはバナナなどの力を借りていたわりたいものです。
薬膳においては、からだをクールダウンさせる食材。
薬膳の世界では、バナナはからだを冷やす「寒性」の食材とされています。熱が出たり、暑さでからだがほてったりしたとき、「清熱(せいねつ)」の作用で余分な熱を取り除くというのが主な効能です。きゅうりと同様に、暑い日のバナナもからだのクールダウンに役立ちます。
また、バナナには「潤肺(じゅんぱい)」という肺を潤す作用も。空気が乾燥して咳やたんなどの不調につながりやすい、これからの季節にもぴったりです。そのほか、腸内環境を整えてお通じを促す「通便(つうべん)」の作用もあるとされています。
【バナナの主な栄養素・栄養成分】
ビタミンB6…たんぱく質の代謝に関わる
パントテン酸…三大栄養素の代謝に関わる
葉酸…ビタミンB12と共に赤血球造成に関わる
ビタミンC…抗酸化作用がある、免疫機能に関わる
カリウム…余分な塩分の排出を促し、むくみ改善につなげる
マグネシウム…骨の形成に関わる
銅…ヘモグロビンの合成に関わる
食物繊維…腸内環境を整える、免疫機能に関わる
糖質…からだの構成要素であり、脳神経系のエネルギー源となる
トリプトファン(必須アミノ酸)…日中のリラックス作用や、夜の睡眠改善につなげる
【バナナの薬膳としての主な効能】
清熱(せいねつ)…余分な熱をさます
潤肺(じゅんぱい)…「肺(はい)」を潤す
通便(つうべん)…お通じを促す
解毒(げどく)…からだに蓄積した不調のもとなどを取り除く
からだを温める工夫をしながら楽しんで。
バナナは朝食にヨーグルトと合わせて食べるという方も多いでしょう。お腹の調子を整えるのに最適な組み合わせですが、薬膳の視点で見るとからだが冷えすぎてしまう心配もあります。からだが冷えやすい方は、温かい紅茶やシナモン、黒糖など、「温性」の食材と組み合わせて楽しむのがおすすめです。バターで軽くソテーするのもいいですね。
バナナの栄養成分は、完熟前と後でもそれほど変わらないといわれています。それでも暑い時季はすぐに熟してやわらかくなってしまうので、常温に置かずできるだけ野菜室へ。1本ずつラップして保存袋に入れるなどすると、おいしさが長もちします。
今月のおすすめレシピ
- 栄養情報の監修 清水加奈子さん
フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。




