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家族の健康レシピ

8月の家族の健康レシピ 【小麦】
夏はつるつる麺で、
エネルギーチャージ。

糖質やたんぱく質をしっかりとって、夏も活動的に。

小麦は米と同じように、からだのエネルギーを生み出す食材。一般的な小麦粉は小麦の「胚乳」から作られており、主に糖質やたんぱく質、食物繊維、マンガン、ビタミンB1、そのほか代謝に関わる栄養素を含んでいます。小麦粉を使った食品といえばパンやお好み焼きなどがありますが、夏はやっぱりそうめん。ビタミンやミネラルの多くは麺をゆでる際に流出してしまいますが、糖質やたんぱく質は健在。夏のそうめんは、「暑くて食欲がわかない」という日の食べやすさだけでなく、活発に活動するための大事なエネルギー源としても役立ちます。

薬膳の世界では、夏にぴったりの食材とされています。

小麦の薬膳における効能は「養心(ようしん)」や「安神(あんじん)」などで、これらはからだの「心(しん)」の部分に関連しています。「心」とは一年のなかでも、とくに夏と関わりが深いとされる部分。働きが活発になりすぎると不眠や精神不安などにつながってしまうため、食養生でいたわることがおすすめです。ほかにも、小麦には「清熱(せいねつ)」や「止渇(しかつ)」などの効能もあるとされています。夏にそうめんを食べるのは、理にかなった習慣と言えますね。

【小麦の薬膳としての主な効能】
養心(ようしん)…「心」をいたわりながら養う
安神(あんじん)…心神の不安をやわらげる
清熱(せいねつ)…余分な熱を冷ます
止渇(しかつ)…激しいのどの渇きをやわらげる
補腎(ほじん)…「腎精(じんせい)」(成長や老化などに関わる生命の根幹)の不足を補う

【小麦の主な栄養素】
糖質…すみやかなエネルギー源となる
たんぱく質…からだを構成する栄養素
食物繊維…お腹の調子を整える
マンガン…骨を形成する
銅…血液造成に関わる
モリブデン…代謝に関わる
ビタミンB1…糖質代謝を促す
パンテトン酸…糖質や脂質の代謝に関わる

そうめんは「具だくさん」を心がけて。

が、夏はそうめんを頻繁に食べる方も多いでしょうが、前途の通り、小麦のビタミン・ミネラルはゆでる際に流出してしまいます。できるだけ肉や魚、野菜と組み合わせて、「具だくさん」にしてみてください。特に豚肉や卵、ツナ缶など、ビタミンB群を含む食材と合わせれば、糖質の代謝がスムーズにすすむのでおすすめです。
また、小麦粉は茶色い「全粒粉」タイプもよく見かけます。これは小麦の胚乳だけでなく、表皮や胚芽までを使って精粉されたもの。一般的な白い小麦粉よりも栄養価が高いとされ、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富です。夏の食欲に合わせて、選んでみてください。

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  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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