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家族の健康レシピ

7月の家族の健康レシピ 「腎(じん)」の働きと「巡り」に注目して、白髪のないつややかな髪へ。

髪の源は「血」!? じつは深く関わっています。

肌と同じように、髪の毛も年齢や体調の影響を受けやすいもの。ツヤやコシがなくなったり、白髪が増えたりと、髪の老化は気になりますよね。髪を健やかに保つには、からだの成長や老化をつかさどる「腎(じん)」をしっかりといたわることが大切です。また、髪は「血」の巡りとも深く関連しており、中国の古い言い伝えには「髪は血の余り」という一節があるほど。髪の源は「血」であり、「血」が豊かに、スムーズにからだ(とくに頭皮)を巡ることが、髪にとってよいとされています。急に脱毛したり白髪になったりするのも、ストレスなどが原因でからだの巡りが滞っているためと考えられます。

黒の食材、なかでもひじきを積極的に取り入れて。

白髪のない、つややかな髪を保つには「腎」をいたわることと、豊かな「血」を全身にしっかりと巡らせることがポイントです。食材は「腎」の働きを補う「補腎」のものを、また「血」を補充して巡りをよくする「補血」「活血」のものを選びましょう。「腎」には黒い食材がよいとこれまでもこのコラムでも紹介してきましたが、とくに髪におすすめなのがひじきです。豊かでコシのある髪を育む「栄髪(えいはつ)」の作用があるとされているので、夏場はサラダなどに積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

【「補腎」「活血」「補血」のいずれかの作用があり、髪にとくにおすすめの黒い食材】

黒米、黒豆、黒ごま、プルーン、ひじき(※「栄髪」効能もあり)など

【「腎」の働きを助ける「補腎」の食材】

黒米、黒豆、黒ごま、プルーン、ささげ、カシューナッツ、栗、枝豆、カリフラワー、ブロッコリー、黄にら、キャベツ、ごぼう、マッシュルーム、うなぎ、えび、ぶどう、ブルーベリーなど

【血を補う「補血」の食材】

黒豆、黒ごま、プルーン、黒きくらげ、ほうれん草、人参、まぐろ、いか、牡蠣、かつお、たこ、レバー、牛肉、鶏卵など

【血の巡りをよくする「活血」の食材】

黒米、黒豆、プルーン、なす、チンゲン菜、玉ねぎ、クレソン、レタス、さんま(青魚他にいわし、さば、鮭もOK)、ししゃも、ひじき、サフラン、酒粕、クランベリー、ブルーベリー、桃など

夏場の不調や強い紫外線は、髪の老化の原因に。

暑さが増すと体調を崩しやすくなりますが、これは髪にもいえることです。夏バテなどで「血」が不足したり巡りが悪くなったりすると、髪も傷んでしまいます。さらに強い紫外線を浴びると、からだや髪の酸化・老化につながる恐れも。帽子の対策も効果的ですが、皮脂が毛根に詰まると血流に影響してしまうため、長時間かぶったままでいるのは避けましょう。髪は食事や生活習慣などと関係しており、きれいな髪はすぐには手に入りません。薬膳をこつこつと続けていくことをおすすめします。

今月のおすすめレシピ

ひじきを使ったレシピもご紹介。

『ブロッコリーとひじきのゆかりあえ』など、おすすめのレシピはこちらでチェック!
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  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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