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家族の健康レシピ
6月の家族の健康レシピ
梅雨のストレスからくる不眠に
心を安定させる「養心・安神」で対策を
気候の変化がストレスとなり、不眠症になりやすい梅雨
「最近、よく眠れないな」と思うことはありませんか? 梅雨は、気温や湿度、気圧などの変化がストレスとなり、不眠症になりがちです。西洋医学では、交感神経と副交感神経がうまく切り替わらないことが原因のひとつといわれますが、これを薬膳の世界では、「陰陽」の切り替えがうまくいかないことと考えます。夜の訪れとともにからだが「陰」の状態に切り替われば、自然と眠くなります。そして朝になり、からだが「陽」に切り替わると、日の出とともに目覚めるのです。
不眠症と関係の深い「心(しん)」を安定させることが大切
「陰陽」のバランスを整えて不眠症を改善するには、感情・意識や循環器を司る「心(=心臓)」を安定させることが大切です。それには「養心(ようしん)・安神(あんじん)」の食材を取り入れるのが効果的。また、からだの機能を整える「気」「血」を補う「補気血(ほきけつ)」の食材もプラスして、疲れやイライラ、だるさを予防するとよいでしょう。
【「心」を安定させる「養心・安神」の食材】
あさり、しじみ、小麦、ひじき、卵、チンゲン菜、アーモンド、蓮の実、蓮の葉、蓮の芯(お茶)、ウーロン茶、紅茶、ジャスミン茶など
【「気」「血」を補う「補気血」の食材】
気 ⇒ 米、大豆、じゃがいも、アボカド
血 ⇒ レバー、人参、黒ごま、いか
気血 ⇒ 枝豆、マグロ、カツオ、牛肉
食事と合わせて、生活習慣にも注意が必要
「養心・安神」の食材は、毎日の食事で取り入れるのがおすすめ。そうして「心」を安定させていくことで、リラックスしやすい体質になります。また眠る前にはスマホやテレビなどの強い光、熱いお風呂や寝酒といった刺激を避けましょう。
今月のおすすめレシピ
- 栄養情報の監修
清水加奈子さん
フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う