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家族の健康レシピ
5月の家族の健康レシピ
湿気の多い季節のむくみやだるさを
「食養生」で予防&改善!
食でからだのバランスを整え、健康を保つ「薬膳」
季節によって、からだの不調はさまざま。「医食同源」という言葉にならい、できるだけ薬に頼らず、日々の食事で健康を維持したいものですよね。古くから中国では、そうした考え方を「食養生」と呼んでいます。そして、「食養生」の考え方に沿って作られた食事が「薬膳料理」。むずかしそうなイメージがあるかもしれませんが、薬膳の基本は、季節に合わせて食材を選び、からだのバランスを整えることにあります。食べ物のもつ力を借りて、からだに起こるトラブルを改善していきましょう。
梅雨入り前から、湿気によるからだの不調に注意
梅雨が近づく5月は、徐々に湿気が多くなってくる時季。からだの中も余計な水分がたまり、だるさやむくみが出やすくなります。薬膳の世界では、この余計な水分は「湿(しつ)」が原因とされ、関連がある臓器は「脾(ひ)」=消化器全般といわれています。梅雨本番に備え、「脾」をいたわってからだの巡りをよくし、「湿」をからだの外に追い出す習慣をつけましょう。それには、「脾」の機能を高める「健脾(けんぴ)」、「湿」を排出してくれる「利水(りすい)」の食べ物を取り入れることが大切です。
【「脾」をいたわる「健脾」の食材】
大豆、いんげん豆、ひよこ豆、じゃがいも、枝豆、オクラ、なす、人参など
【「湿」を排出する「利水」の食材】
小豆、大麦、アスパラ、いんげん、キャベツ、枝豆、ココナッツなど
「健脾」と「利水」をバランスよく取り入れよう
「健脾」の食材は、ふだんから意識して取り入れると、むくみやだるさの予防になります。むくみが出てしまったときには、「利水」の食材を積極的にとるのがおすすめ。調理法や組み合わせは気にしなくていいので、気軽に続けられます。また「脾」を傷つけ、「湿」を増やしてしまう冷たいもの、生ものは控えるとよいでしょう。
今月のおすすめレシピ
- 栄養情報の監修
清水加奈子さん
フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う