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家族の健康レシピ
10月の家族の健康レシピ
放っておくとこわい!?
眼精疲労が悪化する前にアントシアニン&タウリン
油断していると「眼精疲労」から「脳疲労」に
秋も深まり、ゆっくり読書を楽しむのに最適な時季ですね。しかし昔と違い、本ではなくスマホで読書、という人も多いのではないでしょうか。テレビ、PC、スマホ、タブレット…現代人は情報の入り口が目に集中し、目を非常に酷使しています。その状態が長く続くと、ドライアイ、疲れ目、充血などの眼精疲労を引き起こすことも。目と脳は密接につながっているので、ただの疲れ目と油断していると、眼精疲労から脳疲労になり、頭痛、肩こり、イライラなどを併発することもあります。そうなる前に、目をしっかりケアしましょう。今回注目するのは「アントシアニン」と「タウリン」です。
アントシアニンとタウリンで、目の疲れを改善し正常に
目の網膜には、光や色を感じるロドプシンがあり、分解と再合成を繰り返すことで目を正常に保っています。目を酷使すると滞ってしまう、このロドプシンの再合成を助けるのが、ポリフェノールの一種「アントシアニン」です。いっぽう、アミノ酸の一種「タウリン」は、交感神経を抑え、副交感神経を優位にするはたらきがあります。副交感神経が活性化すると、からだがリラックスした状態になり、緊張がほぐれ、目の神経が休まります。目の疲れを感じたら、アントシアニンとタウリンを毎日の食事に取り入れてみましょう。目を閉じて休めたり、遠くの景色や緑を眺めることも忘れずに。
- アントシアニンを多く含む食材
なす、ブルーベリー、ぶどう(赤か紫のもの)、黒豆、赤キャベツ、紫芋
- タウリンを多く含む食材
いか、たこ、ほたて、かき
「赤紫色の野菜や果物」と「魚介類」を食べましょう
アントシアニンは、なすや赤キャベツなど赤紫色のものに、タウリンは魚介類に多く含まれます。いずれも水溶性なので、ゆでずに炒めるか焼くのがおすすめ。煮る場合は煮汁ごととれるスープなどに。緑黄色野菜やレバー、ナッツなどに含まれるビタミンAも目にいいので、合わせてとるとなおよいでしょう。
今月のおすすめレシピ
- 栄養情報の監修
清水加奈子さん
フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う